第2回ユニバーサルスポーツフェスタ報告(2020/12/28)

2020年12月28日(月)大分県サッカー協会人工芝グラウンドにて 『大分県及び大分トリニータ』の主催による【人権啓発】を目的とした【第2回ユニバーサルスポーツフェスタ】が開催され、依頼を受けた大分県障がい者サッカー協会にて『アンプティサッカー』と『ブラインドサッカー』の2種目を体験して頂きました。

体験会は、《野良レンジャー首藤将太》さんのMCにて、午前午後と2回行われ、それぞれに各30数名もの多くの方々が参加してくれました。

【アンプティサッカー】とは
下肢の切断者による7人制のサッカーで、ロフストランドクラッチ(杖)を使用して競技を行う他は、一般のルールにて行うため下肢切断者が気軽に行う事が出来るという事で、世界中に広まっているサッカーです。
【ブラインドサッカー】とは
視覚障がい者による5人制のサッカーで、フットサルのルールーを元に行い ボールに「シャカシャカ」音のなる工夫をし、ゲーム中選手はボールの音や指示を頼りに行うため、観戦者は声や音を出しての応援をしてはいけないなどのルールがあります。

アンプティサッカーの講師は、長年日本代表として活躍している加藤誠選手。自身の体験談を踏まえて競技についての説明を行った後、参加者にロフストランドクラッチを使用してもらいランニング、パス、シュート、そして最後にミニゲームを行いました。
参加者から、「杖を使って走るのが難しかった」「ボールを蹴るのが難しかった」「片足しか使えない事で思うようにコントロールが出来なかった」などの声を多く聞きました。

ブラインドサッカーの講師は、本協会副会長の今吉豊。競技についての説明を行い、参加者にはアイマスクを着けて頂き何も見えない状態で、パス、ドリブル、シュートの体験を行ってもらいました。
参加者は、「ボールがどこにあるか分からなくなり大変だった」「何も見えなくて動くのが怖かった」「仲間からの指示の大切さがわかった」他、多くの感想を述べてくれました。

体験会の最後に【人権啓発】という事で下記の内容にて、簡単な講話を行わさせて頂きました。
「障がいがあっても無くてもサッカーをやりたいと言う気持ちはみな同じです。
障がいのためできにくい事があります。出来ないからあきらめるのではなく、どうすれば出来るかをみんなで考えて下さい。用具やルールを工夫し声を掛け合えば、出来ない事が出来る様になります。
サッカー以外の日常でもこの様な事は共通して言えます。自分の気持ちを伝える難しさ、人の気持ちを考える優しさをこれからも養って下さい。」

体験会終了後は全員参加のじゃんけん大会を行い、豪華賞品もゲットできて楽しい一日となりました。

当日の様子をご覧ください。





















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